マジックミラーとは
マジックミラーとは、片側からは鏡に見えて、反対側からは向こう側が見えるガラスのことです。
この性質を持つガラスを『熱線反射ガラス』と呼びます。
マジックミラーと鏡の作り方
通常、鏡は、ガラスに銀などの金属を付着させて作ります。
真空蒸着と呼ばれる、ものすごくしっかり付着させる技術もあります。
一方、熱線反射ガラス、マジックミラーは、しっかりやらずに、うっすらと付着させます。
こうすると、光も取り入れるし、反射もさせるガラスができます。
マジックミラーのどっちが鏡?
マジックミラーのどちらが鏡に見えるかというと、「明るいほう」です。
昼は、外が明るいので、外側が鏡になります。
つまり、室内側からは外が見えます。
夜は、室内が明るいので、室内側が鏡になります。
つまり、外からは、室内が丸見えです。
一般的な住宅に使われることは少なく、ビルやオフィスで使われることが多いです。
熱線を反射させるガラスなので、室内の断熱効果もありますし、仕事をする環境が開放的になるので、オフィスではメリットです。
住宅では、夜、室内側が見えてしまうので、あまりおすすめはできません。
もし、外からの視線が気になる場合は、
・ガラスを不透明のものに交換する
・格子などの目隠しを使う
・ブラインドを使う
ことをおすすめします。
特に、ブラインドはおすすめで、角度や長さを調節できますのでカーテンの代わりに使ってみるのはいかがでしょうか。
巷のマジックミラー確認方法について
マジックミラーの確認方法に、指を当ててみるというものがあります。
鏡は、指が離れて見えるけど、マジックミラーはぴったりとくっついて見えるというものです。
これは、マジックミラーは塗装面を触れるのでぴったりくっついて見えるのです。
塗装面からはぴったりくっつきますが、ガラス面からはガラスの厚み分、離れて見えますので、判別方法としては少し頼りないものになります。
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