内窓とは?遮音効果が抜群の窓アイテムの内窓をガチで解説

窓リフォームの革命的アイテムは、なんと言っても内窓でしょう。

工事は数時間で終わる、他のリフォームに比べて安価、即効で効果を実感できる、断熱と遮音の2大効果がある、など、パフォーマンスがとてつもなく良いです。

この記事では、内窓について紹介していきます。

内窓とは?

ぬいぐるみやちょっとした小物を置いたりしている窓の囲いのことを『窓枠』と呼びます。

この上下左右の窓枠にぴったり納まるように取り付ける窓を『内窓』と呼びます。

室内側にある窓だから、インナーサッシとも呼ばれます。

内窓を付けると窓が二つになるので、この状態を『二重窓』と呼びます。

二重サッシとも呼ばれることがあります。

窓の断熱は空気を使っておこなわれるのですが、外の窓(外窓)と内の窓(内窓)の間にも空気ができますよね。

これが断熱性能の基になります。

さらに、窓が二つになり、空気の層があるので、遮音性能も上がります。

そして、内窓は窓枠の四方に、内窓の枠をビスで留めていく工事になりますので、数時間で終わります。

工事前にやっておくことは、窓枠の物をどかしておくくらいですので非常に手軽な工事です。

効果、コスト、手軽さのどれも最高のパフォーマンスをしてくれるのが、内窓の設置というリフォームなのです。

内窓のメリット

音をシャットアウト

内窓を設置して真っ先に感じるメリットは、遮音効果です。

外の音がほとんど聞こえなくなります。

内窓に使うガラスの性能にもよりますが、30DBくらい変わります。

これは、高速道路の音が静かな公園くらいまで下がる数値で、快眠や読書、在宅ワークを集中して行うような部屋の環境を作ることができます。

冷暖房費削減

二重の窓による空気の層は、家の断熱性能を高めます。

これにより、夏は冷房を、冬は暖房の費用を削減することができます。

スイッチングコストとランニングコストをどう考えるかによりますが、私は窓への投資は、相当コスパが良いと思ってます。

とにかく、日本の家は命にかかわるくらい寒いのです。

費用もそうですが、寒暖差によるヒートショックなどのダメージも減らせるので、命を守るアイテムになるかもしれません。

印象が変わる

窓の色って覚えてますか?

アルミ系の色で、グレーやホワイト、ブラックのお宅が多いのではないでしょうか。

内窓は樹脂と呼ばれるプラスチックで作られているので、塗装により木目調のおしゃれなカラーバリエーションが豊富にあります。

窓の色なんてあまり見ないかもしれませんが、実は家の印象を作っているのです。

インテリアのアイテムとしてもおしゃれになりますので、ぜひお気に入りのカラーを見つけてみてください。

だいぶおうちの印象が変わりますよ。

防犯にもなる

窓が2つになるので、防犯にもなります。

実際、内窓に付けるガラスを防犯ガラスにされる方もいます。

侵入窃盗はほとんどの場合、窓を通ってきます。

とんかちやバールでカギ付近を割って、カギを開けて入ってくる場合もあります。

そのとき、窓が2つだったら犯人も嫌がるので二重窓になっているというだけで防犯の効果があるのです。

内窓のデメリット

窓が2つになる

メリットでは、窓が2つになることで空気の層ができて、断熱や遮音の効果があることを紹介しました。

デメリットはこの、窓が2つになるということです。

窓を開けるのに、2回開けなければなりません。

外窓と内窓の間を掃除しなければなりません。

内窓のデメリットはこのくらいです。

内窓はシンプルなものですので、メリットもデメリットもシンプルです。

ごちゃごちゃと機能が付いているものより、もう一個窓を付けましょうよという話です。

メーカーごとの違い

LIXIL【インプラス】

LIXILが出しているインプラスの特徴は、なんといってもカラーバリエーションの豊富さです。

上位グレードの【インプラス For renovation】と合わせると10種類あり、これは内窓メーカーではダントツの多さです。

内窓のグレードのほとんどは『ガラス』で決まります。

複層ガラス、防音ガラス、防犯ガラスなど、本体とセットで用意されているガラスも多いのが特徴でもありますので、メーカー自体に特にこだわりがなく、カラーバリエーションを楽しみたいという方はインプラスがおすすめです。

LIXILは内窓以外に、外窓やトイレ、お風呂なども作っているので、家全体の統一感を持たせたいという場合もバッチリです。

YKK【プラマード】

内窓に組み込めるガラスの中で最強のガラスは『真空ガラス』です。

2枚のガラスを重ね、間にスペーサーをかませて中間の空気層を真空にしたガラスで、断熱性能と遮音性能がしゃれになりません。

内窓との相性も抜群です。

この真空ガラスがセットになっているシリーズがあるのが、プラマードです。

特徴は、真空ガラス専用内窓です。

LIXILのインプラスでも真空ガラスと組み合わせることができますが、YKKのプラマードは専用枠を用意しているので、真空ガラスを組み合わせようと考えている方はプラマードが良いと思います。

また、YKKの窓メーカーで、YKKの窓を外窓に使っているお宅も多いと思います。

外窓とメーカーを合わせることもできるので、そういう選び方も良いですね。

大信工業【内窓プラスト】

内窓プラストは内窓のなかで最上位グレードです。

これが断熱、遮音ともに最強です。

通常窓は、戸車と呼ばれる部品がレールの上を移動することで開閉できます。

プラストは、和室の障子のように溝を出っ張りが移動することで開閉できます。

つまりすき間がほとんどないので、機密性能が非常に優れています。

これが断熱、遮音に有効なのです。

内窓プラストを取り扱えるのは、メーカーが認定している推奨店と呼ばれるお店だけですので、施工面でも技術力が認められている職人が取り付けるので安心です。

私のおすすめは、大信工業の内窓プラストですが、LIXIL、YKKの内窓も十分性能がありますので、上記特徴を参考にしていただきながら検討してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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